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「遊びを育てる」出版記念の会

「遊びを育てる」出版記念の会

12月16日(日)P!NTO SEATING DESIGNにて「遊びを育てる」出版記念の会を開いていただきました。
表紙の絵を描いて下さった清野ミナさんの温かな絵に囲まれて、本の帯を書いていただいた向井承子さんにお越しいただき、一緒にお話をさせていただきました。
向井さんは、実は私の父の生きざまを取材して「たたかいは命果てる日まで」という本にしてくださった方です。トークショーでは、私の成り立ちともいえる父の話から始まり、私が施設をやめて(株)ピーエーエスを始めたわけ、専門性を日常に生かすこと、環境と人、生きててよかったと思える居場所を作りたいということ、等々、那須里山舎の白崎さんが次々と私の言葉を引き出してくださいました。そして今の私の実践のすべてが父から受け継がれたものであることを再認識し、私が語る言葉は、そのまま志半ばで逝った父の思いであることを、会場にお越しいただいた皆様と共有するという、とても不思議で幸せな時間を過ごすことができました。
初版本を書いていたころから20年経って改めて確信するのは、生きる力とは本気の遊びの中で育つ「環境を味方につける能力」なのだということです。
この本がたくさんの子どもたちの笑顔と豊かな育ちに繋がるといいなぁと願っています。